最近の作業の一環として、まんしん未來ではみんなで使う休憩場所をDIYしてきました。
まずはハウスの作業場で木材に防腐剤を塗って乾燥させます。
次に、乾燥させた木材を使って土台を組み立てます。
土台はモルタルを練って、束石を置いて水平を取ります。
この水平を取るのが上手にできないと床が傾いて落ち着かなくなるので大変です。
基礎ができたら束石に束柱を兼ねた土台を固定します。
そして土台に根太を渡していきます。
この作業ができたら、次はみんなで床板を貼る作業です。
金槌を使って、トントンとリズミカルに釘を打ちます。
普段作業場の中では集中力が続かないNさん、釘打ち作業はとても相性がいいのか、普段より休憩することもなく集中して作業されていました。
アール・ブリュット展でみかけた松下高徳さんの作品に釘を使ったものがあるので、今度利用者さんにご紹介してみようと思います。
何日もかけて、この釘打ち作業を続けました(もちろん他の作業もしていますよ!)。
そして完成したのがこのデッキです。
上にワンタッチテントをはって、東屋ができました!
床が浮いているので、通気性も良く、風のある日は快適に過ごせます。
まんしん未來では、農作業だけでなく、このような大工仕事も作業の中で行なっています。
農業は作物の種を植えてから収穫するまでの結果が見えるのに時間がかかる仕事ですが、こんな風にやるべきことが決まっていてゴールが近くにある作業をやってみて、今までとは違った利用者の皆さんを理解することにもつながりました。
さあ次はみんなで何を作りましょうか?
まんしん未來は、障害のあるなしに関わらず、自立する力を育むことができる場所です。
きっと実生活にも役に立ちますよ!
人と会うのが怖い方、引きこもっていて仕事に就きたいけど自信がない方、世の中の変化に疲れたら、まんしん未來を見にきてください。
新しい自分を発見できる場所、それがまんしん未来です!